個人向け保険 火災保険(個人向け)

台風・ゲリラ豪雨・水害に対応する火災保険

投稿日:2020年6月19日 更新日:

全国で梅雨入りが宣言され、ゲリラ豪雨も全国各地で発生しています。また、これから台風シーズンも近づいています。このページでは雨絡みの保険について解説します。今度の備えとしてご参考にしていただければと思います。

 

火災保険の補償内容

雨絡みの補償をについて、確認しておきましょう。

風災・雹災・雪災風・雹・雪による損害に対する補償
例:台風による強風で窓ガラスが割れた。
水濡れ漏水をはじめとした水漏れによる損害に対する補償
例:上の階から水漏れし、家電製品が故障した。
※雨水の吹き込みは対象外
水災台風・集中豪雨など水が原因の損害に対する補償
例:台風で近くの川が氾濫し、建物が浸水した。

「風」、「雨」、「水害」、「津波」の原因別に言い換えますと、以下の通りになります。

台風などの風による損害は「風災」で補償されます。
雨の吹き込みなどの雨の損害は「風災」で補償されます。ただし、窓ガラスが割れて吹き込んだなどの物損害が原因であるもののみが対象です。
水害浸水によって建物や家財が浸水した際の損害は「水災」で補償されます。
津波津波による浸水損害は、「地震保険」の対象になります。

 

風の被害に関する火災保険の注意点

台風などの風による損害は「風災」で補償されます。屋根が飛んだり、窓ガラスが割れるなどの事故が風災に該当します。

保険商品によっては、フランチャイズ20万円と呼ばれる20万円以上の損害が出ないと保険金が発生しないものもあります。つまり、19万円の損害だと保険金が0円ですが、20万円だと20万円払われるという規定があります。

 

雨の被害に関する火災保険の注意点

雨の損害で支払われるのは、突発的な物損害が同時に発生している場合に限定されます。例えば、風で屋根が飛んで、建物内が雨で水浸しになった場合や、風で窓ガラスやシャッターが破損して、雨が吹き込んだ場合などが対象になります。

風による損害がない単なる雨の吹き込みや降水量が排水能力を超えて雨樋が溢れたことによる雨漏りなどは、突発的な物損害が発生していないため、保険の支払対象ではありません。

 

水害の被害に関する火災保険の注意点

以下のような浸水条件がついている保険がほとんどです。

・損害額が保険金額の30%以上
・床上浸水で、損害額が保険金額の15%以上30%未満
・地上45cm以上の浸水で、損害額が保険金額の15%以上30%未満

 

津波の被害に関する火災保険の注意点

津波による損害は「地震保険」の支払対象です。地震保険に加入していないと支払対象にならないので注意が必要です。

 

支払保険金について

損害保険金

損害を受けた建物や家財などを、事故発生直前の状態にまで復旧させるのに必要な費用(損害額)を補償する保険金です。ただし、時価で設定してる契約は支払いは時価が限度となります。

損害保険金の計算方法は以下の通りです。

損害保険金額 = 損害額 - 自己負担額(免責額)

臨時費用保険金

台風により建物や家財が損害を受けた場合、それらを修理・買い替える費用以外にも様々な出費がかかることがあります。

このような費用をまかなうために臨時費用保険金があります。損害額の10%や30%(100万円限度)などの条件で支払われます。

残存物取片づけ費用保険金

被害があった建物や家財を片付けるのにかかった費用を補償する保険金です。

 

保険金支払いの流れ

保険会社または代理店への事故報告

台風や水害など損害が発生した場合には、まずは保険会社または代理店に事故報告をしましょう。

契約者名や保険証券番号、損害が発生した日時、状況を、分かる範囲で良いので、できるだけ詳しく報告します。

また、後片づけなどは保険会社の指示の下行ないましょう。勝手に片付けると保険金が支払われない可能性があります。なお、最近では写真を撮っておけば支払われるケースもありますので、保険会社の指示に従って、対応してください。

 

保険金の請求に必要な書類の提出

保険会社から、保険金の請求に必要な書類が郵送されてきたら、それに対応します。

提出を求められる主な書類は以下の通りです。

保険金請求書保険会社から送られてくる書類に記入して提出します。
罹災証明書管轄の消防署や消防出張所で発行される書類で、
罹災した事実、被害の内容を証明するのに使われます。
軽微な事故の場合には不要なケースもありますので、
保険会社または代理店にご確認ください。
写真スマホ等で撮影したデータでも構いません。
被害状況を残す証拠になります。
事故状況や規模によって求められる写真も異なります。
修理見積書
(領収書)
信頼できる修理業者に見積を取ってもらいましょう。
業者を知らない場合には保険会社からも紹介してもらえます。

全損に近いの事故である場合には、保険会社や鑑定会社の立会いが必要になるケースもありますので、保険会社や代理店に確認するようにしましょう。

 

最後に

日本は徐々に亜熱帯に近い気候になっていると言われています。スコールのような雨が降る日も増えております。また、これから台風シーズンも近づいています。

今一度、ご自身加入の火災保険の補償内容の確認をオススメします。

 

 

 

 

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