質問:
交通事故を起こしてしまった際には、どうしたら良いので
しょうか。
交通事故は、統計上でも年間約40万件発生しています。したがって、どんな方でも自動車事故の被害者にも加害者にもなる可能性があります。一方、運転に自信があり、過去一度も事故を起こしたことのないから大丈夫と思っていらっしゃる方もいると思います。しかし、実は、死亡事故などの大きな事故を起こされた方の7割は、過去一度も事故や違反を起こされたことがないというデータもあります。
そういう意味で、交通事故はどんな方にとっても押さえておくべきリスクです。また、どんなに気をつけていても避けることができないリスクでもあるため、事故を起こしたときの対応の仕方を把握しておくべきです。対応次第では、大きな問題に繋がったり、人生を台無しにしかねません。
保険会社で働いていると交通事故の対応は日常茶飯事であるのですが、普通の方にとっては、事故に逢うのは人生一度切りである可能性も高いと思います。保険会社で働いていた経験を活かして、そんな皆さまにアドバイスして、何らかのお役に立てればと思います。
このページでは、交通事故の対応のうち、初動について解説します。
まず、負傷者の確認・救護
交通事故が発生したら、安全な場所を見つけて速やかに車を停めましょう。安全を確保した上で、相手方に負傷者がいないかの確認をします。負傷者がいる場合は、救急車を呼ぶなどの対応が必要です。
言うまでもなく、交通事故を起こしたとき、決して逃げてはいけません。ご存知かと思いますが、現在あらゆる場所に監視カメラがあり、間違いなく捕まります。下手をすれば逮捕される可能性もあります。
過去現場から逃げてしまった方もいらっしゃいましたが、多くは動転してそのような行動を取ってしまったと発言しています。日頃から事故を起こした場合の対応について考えておくことも重要です。
なお、ひき逃げとみなされれば、10年以下の懲役刑が科せられる可能性があります。(道路交通法117条)
警察への通報
事故を起こした際には、運転者への通報をしなければなりません。110番で大丈夫です。相手方が警察への通報を嫌がることもあると思いますが、お互いに無事であっても絶対に通報をしてください。
保険を使うことを考えると、保険金を請求する際に、警察から交付される「交通事故証明書」が必要です。
なお、私有地内での物損事故については、届出義務はありませんが、不特定多数が自由に出入りできる場所であれば、私有地内でも届出義務が生じることがあります。
負傷者がいるか否かで、以下のように対応が違ってきます。
人身事故 | 負傷がいる事故。 自動車運転処罰法違反などの犯罪にあたる可能性がある。 警察は、刑事裁判も視野に入れて捜査をします。 |
物損事故 | 負傷者がいない事故。 犯罪という扱いにはなりません。 人身事故ほどきちんとした現場検証はほとんどの場合しません。 |
事故状況・相手方の情報の確認
警察の捜査あるからと言って、事故を起こされた方は情報を記録しなくても良い訳ではありません。最近では、スマートフォンや携帯電話にカメラ機能がありますので、写真等で証拠を残しておきましょう。また同時に、相手方の氏名や住所、連絡先などの情報は正確に把握しましょう。後に損害賠償を請求されたり、逆にこちらから訴えたりする可能性があります。
具体的には以下の内容を把握しましょう。
- 事故現場の写真を撮影(事故現場全体・損傷部位など)
- 現場の状況をメモする(信号、一時停止、優先道路など)
- 相手方の情報(住所、氏名、連絡先、免許証の番号、登録番号)
- 相手方の関連者の情報(修理工場、保険会社の連絡先)
- 警察官の情報(所属部署・氏名)
上記の情報を記録に残すようにしましょう。
保険会社への事故報告
契約している保険会社に、事故報告をしましょう。上記で記録した情報を基に保険会社に説明しましょう。警察が来るまでの時間に電話で事故報告を入れると良いと思います。ただ、事故直後に動転している場合には、負傷者の対応の後に保険会社に電話をしてアドバイスを求めると良いでしょう。
たとえ、被害者であっても自分の保険会社に報告をしておくべきです。相手方が保険に加入していなかったり、相手方の保険からの支払いが十分にされなかった場合に、自身の保険を使うこともあります。あるいは、過失の割合が片方が100%という事故はそれほど多くありません。自分自身も過失があるとみなされれば、自身の保険を使うことになります。
なお、一度事故報告を保険会社にしたからと言って、取り下げられない訳ではありません。もらえる保険金が少額で、等級が下がることによるデメリットが大きい場合には、事故の取り下げがいつでも可能です。したがって、念には念を入れて、被害事故であっても保険会社に事故報告をしましょう。
最後に
交通事故は、誰が何時巻き込まれてもおかしくない事故です。そう言った意味で、いつ事故を起こしたり、巻き込まれたりしてもいいように、事前で事故時の動き方を把握しておきましょう。
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