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日経TESTの5つの評価軸の1つのKnowledge(実践知識)では、ビジネスパーソンが課題解決のために必要な実践的な知識が身についてるかどうかを測る評価軸です。この評価軸でよく出題されるのが、「60歳から年金がもらえない誤解」です。このページでは「60歳から年金がもらえない誤解」についてよく出題される部分について解説していきます。
日経TESTに関しては、以下のリンク先をご確認ください。
60歳から年金がもらえない誤解とは
たまにiDeCoセミナーにて、
「60歳で定年退職、国の年金支給は65歳からなので、この間の生活費だけでも400万円×5年で2,000万円が必要になります」と実際に力説しているのを聞いたりします。
これもまた、かなり無理矢理な理屈になっています。
現在、65歳までの雇用継続は職場に義務づけられています。また、その実施率は99.7%になっています。
【根拠:平成 29 年「高年齢者の雇用状況」集計結果/厚生労働省)】
日本政府は、年金の受給の年齢を引き上げる際には、同時に企業側に雇用義務化をして、定年延長を進めます。今後もそのような動きで議論されるでしょう。
したがって、たとえ年金の支給年齢が遅れることになったとしても、同時に定年が延長になって収入を得る期間で調整されるでしょう。「60代前半の収入ゼロ」は、現在40代から50歳前後の人へのトークとしては非現実的です。
とは言え、ある程度の資産を老後のために用意しておくことは重要になることには変わりないでしょうね。備えあれば憂いなしです。