企業向け保険の種類

保険ランキング

このページでは、一般企業の総務部や人事部に勤めていて、保険の担当になられた方に対して、企業向け保険の基礎である保険の種類を簡単に解説します。

企業向け保険は大きく以下の２つに分類されます。
　・生命保険
　・損害保険

生命保険とは

生命保険とは、「ヒト」の生命に対するリスクを保障する保険です。
企業が生命保険に加入する理由は、主に以下のとおりです。

・役員の死亡リスクに備えるため
・死亡退職金や弔慰金のため
・退職金のため
・従業員の福利厚生を充実のため

生命保険には、定期保険、長期平準定期保険、逓増定期保険、収入保障保険、養老保険、終身保険などがあります。

損害保険とは

損害保険とは、主に「モノ」の損害に対するリスクを補償する保険です。
企業を経営するなかで、発生し得る損害に備えるために加入します。
企業が損害保険に加入する理由は、主に以下のとおりです。

・建物や設備・什器や自動車が壊れた場合の損失に備えるため
・自然災害や火事などで営業ができない間の利益の損失に備えるため
・第三者から訴えられた場合の損失に備えるため

損害保険には、火災保険、自動車保険、賠償責任保険、休業補償保険、工事保険、傷害保険、労災総合保険などがあります。

※損害保険の具体例の中に、「傷害保険」や「労災総合保険」が入っていること
　に疑問を感じた方もいらっしゃると思います。
　実は、生命保険（第一分野）と損害保険（第二分野）に属しない第三分野とい
　う区分があります。傷害保険・医療保険・介護保険はこの第三分野に区分され
　生命保険会社、損害保険会社の両方が販売できます。

上記のように説明してきましたが、種類を暗記していなくても、大きな問題はありません。と言いますのは、生命保険会社または損害保険会社のどちらかに「●●保険」について検討していますと伝えれば、「それは生命保険の商品」ですよといった形で教えてもらえると思います。